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[無添加の家コラム]建築とエコを考える。夏涼しく暮らすには?

2020-08-28

 

立秋を過ぎ、少し夏の暑さにも慣れてきましたが、とはいえ、まだまだ残暑。
毎日暑いですね~。

暑ければ暑いほど、人は涼しさを求めてしまうもの。クーラーも温度を下げたり、風量を強めたり。

 

快適に過ごすためには、必要な手段ではありますが、その量を抑えることができるとしたら、どうでしょうか?
電気代も少なくてすみ、地球環境にもやさしい。そんな住宅、嬉しいですよね。

 

今日は、エコロジーの視点からも無添加素材のお話をしたいと思います。

 

まずは、外壁の漆喰について。

住宅街の中に建っていると、まばゆいばかりの白さで、すぐに見つけることのできる漆喰のお家。
実は、漆喰が塗られてから固まっていく間に、純粋な炭酸カルシウムが結晶(方解石)化するため。

キラキラとした小さな結晶が集まって出来ている漆喰は、反射効率の高い素材なのです。
イコール、太陽の強い赤外線や紫外線を反射させ、室内の涼しさを保つのに打って付けの素材、ということ。

 

下記写真は、外気温28.5℃の時にサーモグラフィーで建物を計測したもの。
漆喰壁の温度は27℃で、サッシの温度は52℃と、なんと25℃もの差がありました。

 

 

また、一般的な外装材「サイディング(白・黒)」と「漆喰」の表面温度も比較。
結果、サイディングと漆喰では15℃も差があることがわかりました。

 

▽サイディング

▽漆喰

 

夏は、窓や壁から外の熱が伝わり、室内温度も上がるのですが、そもそも外壁温度が上がらない漆喰ならば、外壁から熱が伝わることを最小限に抑えることができます。

 

また、室内の漆喰壁においても、その優れた調湿作用が温度変化を緩和します。
(漆喰のもつ調湿作用についてはこちら「[無添加の家コラム]湿気と夏」

 

下記冷房におけるエアコンの消費電力量を削減する「省エネ性能」をあわせ持つことを、実建物を使った測定実験で検証。

すると、一般的なビニールクロス内装仕様の居室に対して、オリジナル漆喰の内装仕様の居室は約16%の省エネ効果があることが実証されました。

 

 

そして、前述の通り、反射効率の良い漆喰は室内に入ってくる光を乱反射することで、より明るい空間にしてくれます。
日中は自然の光で十分に明るい室内環境を保てることで、照明などを使わなくても快適に過ごすことができるのです。

 

機械だけに頼るのではなく、環境に配慮する様々な家づくりの方法を取り入れながら快適な暮らしを送る。
建材や工法によって省エネルギーなお家を実現する。

 

今日は、そんなエコと建築を素材から考えるお話でした。


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