障子のススメ
2019-11-08
朝晩めっきり寒くなり、年末に向けて何かと気忙しい頃となりましたが、
皆さま風邪などひいておられませんか?
先日お引渡しをさせていただいたお宅では、
「大人のくつろげる空間」が実現しました!
その一翼を担っているのが、障子です。
内外 無添加漆喰でまとめられた洋風の空間の中に、大きな内障子が溶け込んでいます。
障子なんて古臭い、破れたら張替えがたいへんというイメージから
残念ながら最近の住宅ではほとんどと言っていいほど使われなくなってしまった障子ですが、
建物への取り込み方、納め方で、実はほんとにいい仕事をしてくれるんです。
開閉出来る間仕切りとして、
必要なときに空間を分割することが出来ます。
窓の内側に付ける内障子として、昼間はやわらかな光を室内に取り込み、
夜は室内の明かりをやさしく反射するので、空間がより明るく感じられます。
また窓からの冷気を遮ったり、暖房効果を高めたり出来るので、
室内の温熱環境をオールシーズン調整することが出来ます。
小さなお子様がいらっしゃったり、動物を飼っておられるお宅には、
破れにくい障子紙や、和紙調樹脂を張ることでその対応が出来ます。
組子(格子)のデザインでも、お部屋の雰囲気はがらりと変わります。
日本の伝統文化である障子を、ぜひお宅にも取り入れられてはいかがでしょうか。