築40年のお宅を大規模リフォーム!その想いとは?
皆さまこんにちは!
来月、築40年の大規模リフォームが完成お引渡しを迎えます。
ここに至るまで、様々な迷いや葛藤を乗り越えて結果的に選択された
私にとっても感慨深い一棟です♪
近年、新居を検討される際に、親御さんとの同居を選択肢の一つとしてお持ちの若夫婦が増えていると感じます。
背景には、若い世代の共働きによる家事育児の援助を必要としたり、生活費などの固定費削減、住まいのメンテナンスにかかる維持費や固定資産税の負担軽減のため、ご両親からの同居のお誘いがあって、など各ご家庭によってお考えは様々ではありますが、弊社へご相談頂く皆様も親御様と同居する住まいをお考えの方が多くいらっしゃいます。
今回ご紹介するお宅も2世帯同居のためのリフォーム工事を結果的にご依頼頂きました。若夫婦の奥様のご両親との同居です。
こういった状況の場合、水回りをどこまで共有し、どこから分離するか、この点が後々家族みんながストレスなくお住まい頂くために大切なポイントとなってきます。
今回、お施主様のご家族で数回にわたり家族会議を重ねて頂いたり、プランのご提案時にいろいろなシュミレーションをしながらご検討頂いた結果、浴室のみ共有とし、若夫婦側のご主人が気兼ねなく使えるシャワールームを若い世帯エリアに設置する。という方向で決着しました。
ご家族同士の距離感がうまく保てるように、予算が許す限り、スペースが許す限り、こういった選択はいいなと思います。
実際に、若い世帯エリアに浴室を設けるとかなりスペースが侵食されてしまう。というのもプラン打合せしながら皆で確認して納得しながら検討できたので、ご主人様も折衷案として受け入れてくださいました。
元をたどれば、ホントはできれば母屋の横に小さく新築したい!
というご要望からスタートしたので、家族みんなにとっての最善策というのは議論を重ねていくとどこに行きつくかわからないものですね。
そんなこんなで、全会一致で承認された大規模リフォームは現在佳境に入り、完成に向けてワクワクが止まらない、楽しい状況になっています♪
ちょっとだけお見せします!
例えばこちらのお部屋、着手前はこんな感じだった↓
内装解体してこんな感じになって↓
築40年でも断熱材がしっかりと入っていてちょっと感動~
私の自宅を解体したときは築20年だったのにもっとクタクタになっていたから・・・
写真では見えないかもしれませんが、
梁組には大工さんの墨でかかれた文字なども残っていて
タイムカプセルをあけてみた気持ちになったりして
そして、漆喰塗にむけて下地のボード貼りが進んで
こうなると、古民家再生的な仕上がりが想像できますね☆
・・・私だけでしょうか??できますよね??
まもなく漆喰塗がはじまります。
完成が楽しみですね♪
代々手入れをして住み継がれていく日本の木造住宅
とても魅力的だと私は思います
壊して新しく建て直すことは、充実の保証や住み心地が手に入る一方で
先祖が大切に守ってきたものが一瞬にして失われる悲しさもあります
ご家族にとって、どういった選択が一番いいのか
親も子も納得し、満足できる住まいのかたちをご検討される際には
リフォームという選択肢もぜひ入れてみてくださいね!
佐藤でした。