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[無添加の家コラム]間取りのアイデア:ダウンフロアリビングのすすめ

2020-08-10

 

床レベルをほかのスペースよりも一段下げることでできる「ダウンフロアリビング」。

ピットリビングなどとも呼ばれますね。

 

家づくり中で間取りやインテリアを検討している際に、一度は目にするダウンフロアリビング。

改めてみると、どんな意味をもつのかあまり考えたことがない方も多いはず。

床を下げるとなにが変わるのが、どんな効果があるのか。

今回は、その魅力をお話したいと思います。

 

 

いいところ1 空間を広くみせる

 

広々としたLDKは開放的で気持ちがいいもの。

空間を広くみせるためには、吹き抜けをつくるなどの手法がありますが、ダウンフロアでもリビング全体を広くみせる効果があります。

 

基本的な間取りが空間を平面的に捉えるのに対し、縦方向にも空間を有効に活用するダウンフロアでは、室内空間が立体的になり、より広く感じます。

また、床の高さが下がる分、天井高がより高くなり開放感が増しますね。

 

 

 

いいところ2 空間を緩やかに仕切り、ほどよい家族の距離感を生む

 

実際には、1530cm程度の段差をつくることが多いダウンフロアですが、そんな少しの高低差でも、空間に大きな変化がうみます。

一段下げることでやんわりとスペースが区切られ、目線の高さがずれることで、ダイニングやキッチンと一体の空間になっているにも関わらず、同じ部屋にいながら、また違った空間にいるような、そんな不思議な距離感をつくることが可能です。

 

近年のリビング役割は、家族の団らんだけでなく、一人ひとりが自由に好きなことができる空間に変化しています。子供部屋ではなくダイニングで宿題をしたり、リビングの一角にワークスペースをつくったり、洗濯物をたたんだりといった多機能空間としてもニーズも高まっています。

 

みんなリビングにいるけどそれぞれスマートフォンを触っている、なーんて場面もあるのではないでしょうか。

ですが、それを程よい距離感でひとつの空間で行うことで、家族の気配を感じることのできる間取りは、安心でき、コミュニケーションの機会が増えることで、信頼関係も強くなっていきます。

 

また、間取りの工夫次第でさまざまなライフスタイルに合った新しい暮らし方を実現することができます。

 

さらに、壁で仕切ことなく、ゆるやかに空間を区切ることで、物理的な遮断がなくなり、部屋の隅々まで光や風も部屋全体に行き渡らせることで、広々と心地よく過ごすことができる空間に。

 

 

いいところ3 人が集まりたくなる場所

 

一段下がっていることで、上の段から下の段へと向かう流れがうまれ、自然と家族が集まるような中心性をもつ場所になります。

人が集まり、家族がコミュニケーションをとるリビングには最適ですよね。

 

また、段差に腰掛けることで、ベンチやソファ代わりにもなり、一家団欒の時や大人数があつまるホームパーティに向いた空間でもあります。

ある程度の高さをとると、収納スペースにも使えますね。

 

 

 

いいところ3 魅せるリビングに

 

他のスペースとの高低差がアクセントとなり、普通のリビングから一転おしゃれなリビングに変貌を遂げます。魅せる空間に変わるんですね。

一段下げたフロアをタタミやカーペットといった仕上げにするのも素敵です。

 

 

 

そんないいところばかりをご紹介してきましたが、「模様替えが難しい」「つまずく」「お掃除ロボットが使いにくい」などのデメリットも。

メリットとデメリット、自分たちのライフスタイルや家づくりのなかの優先順位などに照らし合わせながら、検討してみてくださいね。

 

 

そして、最後に。

 

いいところ4 圧倒的こもり感

これは独特の感覚です。とっておきのおすすめポイント。

段差で囲まれた空間が生む心地よい「こもり感」。一人で過ごす時の居心地はもちろんですが、家族や友人などの大切な人たちとの距離も縮めてくれそうです。

 

気になる方は、姫路モデルハウスのダウンフロアリビングで、ぜひこもり感を体感してみてくださいね~。

 

 


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